【ちょっとの工夫、大きな効果】順番を変えるだけで継続力がアップする仕事ハック
iPEC認定唯一の日本人男性コーチ&ICF認定コーチの水元です。今回は、仕事の効率が悪い、スピードが遅いと感じている人向けに、ちょっとした工夫で大きな効果を生む仕事術をご紹介します。結論から言うと、「仕事の順番を変える」です。考慮すべきは次の2点。「どの時間にやるか」と「何をやるか」です。
継続力アップ術の手順1: 仕事の時間帯をランキング
まず「どの時間にやるか」から。これはご自身の生産性がどの時間に上がるかを見極めるということです。朝型・夜型の人もいますが過半数の方はどちらでもないいわゆる「中間型」に属します。そういった方であれば、朝はゴールデンタイムです。もちろん起きた直後は眠気が残り、すぐにアクセス全開で仕事するのは難しいかもしれませんが、身支度して1時間後だったらどうでしょう。おそらく、脳内が前日からリセットされており、すっきりした状態で仕事に入れるはずです。(精神的にすっきりしているかはおいておき、一旦肉体的な話をします。)
ランチの後はいかがでしょうか?この時間は眠気が襲ってきたり、だるさを感じたり、集中力が続かない時間帯を経験するもの。可能な方はこの時間に15分ほど昼寝できると理想的です。(昼寝のベネフィットについてはこちらの記事をどうぞ)
それからどうでしょう。夕方に向けて朝一番ほどではないが、昼の眠気が来る時間帯よりも頭がはたらきやすいシルバータイムを迎えるのではないでしょうか。
夕食を食べた後はどうでしょう。ここから先は帰宅後も家で仕事する必要性がある人が対象です。仕事したいかしたくないかではなく、体力的にどうかということを考えてみてください。満腹になって、集中なんてできないという人もいれば、しばらくゆっくりしてお風呂に入った後に再度1時間ほど集中力が続くというような方もいるかもしれません。
これらの仕事に費やす時間の中で、ご自身の集中力や注意力がどれだけ続きやすいかという観点でランキングを付けてみてください。これで考慮すべき1点目は完了です。
継続力アップ術の手順2: 仕事を四分類
続いて2点目の「何をやるか」です。もちろん仕事は流動的なところがあり、いつも同じような仕事をするとは限りませんが、大きく分けるとアウトプットとインプットに分けられるはずです。そしてそれらは比較的時間を要するものと要さないものに分かれます。
例えばクライアントのためのレポートづくりであれば、時間を要するアウトプットのはずです。次の会議のための情報収集であれば、あまり時間を必要としないインプットと言えるでしょう。こうして仕事を四分類にしてみてください。これで考慮すべき2点目も完了です。
継続力アップ術の手順3: 「時間帯」と「仕事内容」の組み合わせ
勘の良い方はもうわかったはずです。次に行うのはどの時間に何をするかを決めること。ご自身にとってのゴールデンタイムであるもっとも集中力や注意力が冴える時間帯に最も時間をかける必要のあるアウトプット系の仕事を入れるのです。
そうしようとすると中にはこんな人もいるはずです。例えば午前中がゴールデンタイムとした場合、その時間は他の人にメールで仕事を依頼したり、コミュニケーションを取ったりする時間に取られてしまうと。果たして本当にそうなのでしょうか。工夫次第ではそれらの仕事を前夜までに終わらせることができそうです。夜にメールを送るのはよろしくないということであれば、送信タイミングを翌朝に設定しておくのはいかがでしょうか。
このようにして、できる限りご自身のゴールデンタイムを確保し、集中すべき仕事の質を高める。そうすることで、手ごたえを感じて気持ちも乗って、他の仕事も勢いづくはずです。
しかしながら一日のどこかで疲れが溜まってきたり、脳の認識能力が落ちてくる時間があることも事実。そんな時間には無理に負荷のかかる仕事をしようとする代わりに、事務的にこなせるような業務を片付けておくのが効率が良いでしょう。
まずは自己認識からスタート!
まずはご自身にとって頭が冴える時間帯と抱えている仕事の種類を認識するところから。ぜひお試しください。
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